海辺の週刊大衆
個人的に今年読んだ本で一番ひどかった本。
でもこんな死ぬほど退屈な本が好きな人も一定数はいるのかもしれない。信じられない。オーマイゴッド。あらすじにひかれてなにも考えず興味本位で買ってしまった過去の自分を殴り飛ばしたい。あらすじ以上のことは何も起こらずあらすじで作品が完成してしまっている作品は珍しいのでは?少なくとも僕は始めての出会いだった。そういう作品だと言われればそれまでだ。何も考えずに買ってしまった僕が悪い。
しかしこんな内容の本を1300円とは高いもんだ。この本にツッコミを入れることはナンセンスなことなのかもしれない。でもこれを評価する人がいるのなら何を考えながら読むんだろう。凄い興味深い。1300円払って主人公がつまんないことやってる場面で笑うのか。それとも主人公の立場に同情して泣いてしまうのか。それとも何も起こらないからよいのか。
うーむわからん。だれかこの本の楽しみ方を教えてくれ。できればこの本に書かれているようなツマンナイ楽しみ方じゃなくて。
ところでこの本の帯にはキングオブコメディの高橋氏がコメントを寄せている。僕の記憶が正しかったらJKの制服を盗んで捕まった人だったはず。恐らくこの帯を書いた数か月後に事件が発覚して逮捕されたのだろう。そんな高橋氏が帯に寄せたコメントがこれだ。
我々の傍らには、当たり前のように週刊大衆しか存在しない世界が広がっている。
うーむ。意味が分からん…
僕たちの世界に当たり前のように週刊誌しかない世界が広がっている??
はっ!!まさか高橋氏は自分が数か月後に逮捕され独房で過ごすことを予言していたのか!?無人島の海辺を独房として捉え未来の自分が同じようにクソつまらん思考をするだろうと予言したのか!?
今後の高橋氏の言動に注目する必要があるのかもしれない…
ポスト・フクシマの政治学
政治学の入門書として使える本だ。
副題名にもある通り、新しい実践の政治学をめざしてということで政治学の入門書としてだけでなく、僕たち一般市民が3.11以降の政治にどう関わっていくべきかという道も提示してくれている。入門書として優れている点としてはそれぞれの章ごとにより理解を深めるための文献として3冊ずつ紹介されていることが挙げられる。興味を持った分野をさらに深く理解するために、その本を手に取っていけば政治学についての理解も深めていけるだろうと思う。
この本のテーマは、ポスト・フクシマつまりは東北での原発事故以後の政治である。そのため政治学の入門書としては恐らく珍しいスローライフに焦点を当てた章がこの本のまとめ的な役割も担っている。
トランプがアメリカ大統領になってしまったように世界でポピュリズムが蔓延してきている。国民の感情を煽るポピュリズムにより今後の世界情勢はどうなっていくのか。本書では熟議の必要性を説いている。世界中が経済に行き詰りつつある今、経済成長の夢を追い続けていくことが本当に国民を幸福にするのか。僕たち自身がもっと政治の在り方を考えなければいけないのかもしれない。
ポスト・フクシマの政治学: 新しい実践の政治学をめざして (法律文化社ベーシック・ブックス)
- 作者: 畑山敏夫,平井一臣
- 出版社/メーカー: 法律文化社
- 発売日: 2014/04/18
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太陽を盗んだ男
The Cool Core/呂布カルマ
前から人気は高かったが、最近のバトルブームの影響もあってか今や超有名ラッパーになった呂布カルマ。当たり前だがフリースタイルより音源の方がやばい。最高にクールでdopeな曲ばかりだ。バトルでは韻踏んでないなんて言われてるが音源では踏みまくってる。僕なんかこのアルバム聞きながら射精してる。それも無尽蔵。(
僕がこのアルバムで大好きな曲は8曲目の与太featヤカマシワだ。この曲のヤカマシワのバースが大好きだ。
オイ女子高生 黄色い歓声よこせ ついでにくすぐる母性 母乳も飲め 眠ってる赤子起こせ ここでチンポジ微調整 強烈な個性 染みったれた運命追い越せ
パンチラインすぎる。いつもこのバースで僕のオスの象徴は太くなって上下左右にヘッドバンギングしている。僕もJKの母乳を…(自主規制)
せめてカラオケでJKの前で歌いたいが残念ながら今の所カラオケにないので餓鬼レンジャーのシド&ナンシーで我慢するしかない。そっちのほうがやばいが。下手したら捕まるし。あの曲がカラオケにある意味が分からないんだけどなんで許可出したんですかね…
ところで「このヤカマシワってラッパー誰だよ知らねえぞ。こんなやばいのになんで知らねぇんだよ俺」って思ってググったらどうも呂布カルマと同一人物らしい。信頼できる情報かは怪しいが呂布カルマのtwitterのIDがヤカマシワなので同一人物なんだろうと僕は思う。じゃあ一人二役じゃん。呂布カルマすげぇ。フロウは確かに似てるけど明らかに声質とテンションが別人だからね。R指定も似たようなことしてたけどそれより別人感の質が高い。まぁそもそも曲の方向性の違いもあるんだろうが。とにかく呂布カルマの意外な才能の一つだと思う。あとyoutubeにイカレテロのPVが上げられてるけどこのアルバムバージョンの方が圧倒的にかっこいい。濡れる…
スキャナーにに生きがいはない
そういえばコードウェイナー・スミス読んだことが無かったので購入した。
半世紀以上前に書かれた短篇集ということで古臭さを感じるものの随所に光るところがあるのも事実。人間狩猟機11号が可愛い。
僕が個人的に好きだったのが「ガスタブルの惑星より」だ。合作らしいが他の短篇と違った雰囲気の作品。こういうブラックユーモアは大好きなんだ。
多くの作品で美少女が出てくるから人類補完機構の実態は美少女補完機構だよ絶対。
スキャナーに生きがいはない 人類補完機構全短篇 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: コードウェイナースミス
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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)
- 作者: フィリップ・K.ディック,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/03
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僕は情調オルガンが欲しい。まるでドラえもんのひみつ道具にありそうな夢のような機械じゃないか。これがあれば、僕は一日中あどけない年下の女の子に罵られる敗北感を味わうことができるんだろう?素晴らしい道具だ。今すぐに欲しい!!
ところで、感情移入が出来ないアンドロイドと理性に反対する感情移入をしてしまう人間その対比が流石だなと。僕は昼ドラなんて観てると感情移入してしまって、軽い鬱になってしまうような人間だけど、これもまた情調オルガンさえあれば解決するじゃん。僕が生きてるうちに現実に登場して欲しいSFガジェットの一つで間違いない。これさえあれば昼ドラが最後まで観れるんだから。
猫撫ディストーション
猫撫ディストーションという名のHなゲームを遊んだ。僕は元長先生のsense offという名のHなゲームが大好きで、遊んだ当時はこれが原因で涙が止まらなくなる病に罹ってしまった。もちろん嘘だが。
しかし、こんなトンデモナイ比喩表現で褒め称えてしまいたいくらい衝撃的なゲームだったのだ。sense offとは。
猫撫ディストーションはそのせいで僕にとっての期待値がとてつもなく上がってしまっていた。結果としては物足りないというのが感想だった。
そもそも僕は近親相姦なんて考えただけで吐いてしまうようなひ弱な体質な人間であるため、ヒロイン5人中3人が家族であるというのがキツかった。特にロリ顔、ロリ声、緑色の髪(に観える)の母のルートは全部スキップしてしまった。きっとその時の僕は死んだ魚のような目をしていただろう。
それでも家族は揺らがない。例えロリ顔、ロリ声、緑色の髪の母とHなことをしても。
でも可愛らしく、頼もしい妹の琴子とのシーンでは気がついたら画面を観測している僕もパンツを脱いでいた。なんと画面の向こうの妹に欲情してしまっていた。そんな僕を僕自身は醜い人間だと認識し、また涙が止まらなくなってしまった。