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欲望の捌け口

勢いで書いてます

妖姫のおとむらい 希

妖姫のおとむらい (ガガガ文庫 ま 7-1)

妖姫のおとむらい (ガガガ文庫 ま 7-1)


希の紙媒体ということで個人的に買わずにはいられなかった作品。
希氏がシナリオと手掛けるraiLsoftの美少女ゲームにハマった経緯があり、この人がシナリオを手掛けるものはどうしても欲しくなってしまう奇病により、これもまた当然なように予約していた。
希の文体はかなり特徴的で多くの人は読み辛いものだ。しかし、マニアにとっては堪らない。描かれる世界もまた堪らない。
今回はラノベなので少しは読みやすくなっている気がしないではないが、全然ライトではない。普段本を読まない人やラノベしか読まないような層には全く以ってオススメできない。泉鏡花が好きとかいう現代人にしては珍しい趣向をお持ちの方には是非ご一読していただきたい。
主人公は一定期間一箇所に留まっていると味覚を失ってしまうという奇病を持ち、初めて出会った少女に「しゃぶらせてくれ!」なんて頼む青年だが変態ではない。

その後その少女と会話するシーンが幾度も登場するがその度に「食べさせてくれ!」と言わずには居られない青年だが断じて変態ではないので安心してほしい。
話の展開としては希がシナリオを手掛けた「紅殻町博物誌」に似ているなといった感じ。懐古趣味のある青年が不思議な世界に迷い込むもの。最後にはと少し驚かせる要素もある。
続編は出るんですよね?ね?